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360年続く「神様の旅」に、いつの間にか自分も連れ出されてる。石川県小松市「お旅まつり」

©こまつ観光物産ネットワーク

「旅をする神様」、という言葉を聞いたとき、少し不思議な気持ちになりました。神輿が町を練り歩く様子を「旅」と呼ぶその感覚は、祭りの空気の中に立ってみると、なんとなく腑に落ちてくるから不思議です。見物している側もどこか、その旅に連れ出されているような気分になります。

 今回ご紹介する石川県小松市の「お旅まつり」は、360年以上も受け継がれてきた伝統と熱意で感動を間近に伝えてくれる、そんな春の神事です。

神様が町を「旅」するお祭り

石川県小松市では、2026年5月8日(金)から10日(日)までの3日間、「お旅まつり」が開催されます。360年以上の歴史を誇るこの祭りは、莵橋(うはし)神社と本折日吉神社の春季例大祭として毎年行われています。

 加賀藩三代藩主・前田利常が小松城に隠居した際、小松城へ神輿が赴き、藩主の安寧を祈願したのが始まりとされるお祭りで、その名の由来は、神輿が氏子町内を練り歩く様子を「神様が旅をする」と例えたことから、「お旅まつり」の名がつきました。

 「子供歌舞伎」やライトアップされて黄金色に輝く「曳山曳揃え」で知られており、イベントも多数開催される、大規模なお祭りです。

お旅まつりの華「子供歌舞伎」と「曳山曳揃え」

©こまつ観光物産ネットワーク

この祭りの最大の魅力は、豪華絢爛な曳山(ひきやま)と地元の子供たちが大人顔負けの演技を披露する「子供歌舞伎」の二つ。

 各町の全8基の曳山が細工町交差点に一堂に集まる「曳山曳揃え」では、曳山の漆や金箔の装飾がライトアップに照らし出され、黄金色に輝くその姿は圧巻の一言。

 その華やかな舞台で披露される「子供歌舞伎」は江戸時代から受け継がれてきたもので、日本三大子供歌舞伎の一つとして全国的にも知られています。稽古が積まれたその演技は子どもの演技と侮れない必見の舞台です。

神様が旅した道を、今度はあなたが歩く番です。5月8日から10日、小松の春はいつもより少しだけ特別です。歴史と熱気が重なる3日間を、ぜひ石川県小松の町で体感してください。

DATA

お旅まつり
開催期間:2026年5月8日(金)~5月10日(日)
会場:小松市 中心市街地
住所:石川県小松市中心市街地ほか(JR小松駅周辺)

・曳山曳揃え
日時:5月9日(土) 夕刻〜
会場:細工町交差点付近)

・子供歌舞伎
各上演町にて随時上演
※公式サイトおよびパンフレット参照

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