福井市立郷土歴史博物館では11月23日まで、令和3年秋季特別展「帰ってきた平家物語絵巻」を開催する。
平氏一門の栄枯盛衰をつづった物語である「平家物語」は琵琶法師によって語られ、多くの人々に書き写され読み継がれる中で、新たな文学や芸能、美術を生み出してきた。
この物語を題材にした美術品の中でも林原美術館(岡山県)所蔵の「平家物語絵巻」は平家物語全体を鑑賞できる貴重な作品で、かつて越前松平家が所蔵していたという。今回は、林原美術館の協力を得て、その里帰り展を開催する。
また関連催事として平家物語のハイライト、一ノ谷合戦と屋島合戦を描いた屏風の解説を聴きながら鑑賞するワークショップ「絵で読む平家物語」や、会場内で作品を鑑賞しながら担当学芸員が解説するギャラリートークなども実施する。
DATA
会期:11月23日まで
開館時間:11月5日まで9時~19時、11月6日から9時~17時(入館は閉館の30分前まで)
会場:福井市立郷土歴史博物館
観覧料:一般800円、高校・大学生600円、中学生以下無料
・70歳以上の方、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者の方は無料
・特別展観覧券で、平常展示および養浩館庭園も観覧可能
・友の会優待観覧券で観覧可能