
つなぐ旅編集部が実際に東日本の市町村を訪れて、「ワクワクする」シーンを体験レポート。今回は石川県金沢市の旅の様子をお届けします!


江戸時代の建造物がそのまま残る長町武家屋敷やひがし茶屋街、現代アートを存分に楽しめるプランをご紹介します(グルメ編はこちらから)
高級ブランド店と江戸時代の建造物が隣り合わせ

大宮から北陸新幹線に乗って約2時間。北陸新幹線が開通する以前は4時間近くかかったことを思うと、いい時代になったものだとしみじみ感じながら金沢に到着。金沢駅を出ると近未来的なガラスの天井「もてなしドーム」が広がっています。金沢は雨や雪が多いため「傘を差し出すおもてなしの心」がコンセプトだそう。

その先には能楽で使われる鼓(つづみ)をイメージした鼓門があり、多くの観光客が写真を撮っていました。

金沢は左回りと右回りの周遊バスが走っていて、市内の観光スポットへはほぼこの周遊バスで行けます。バスの運賃は220円ですが、1日フリー乗車券は800円。金沢での移動はほぼバスで可能なので、観光で訪れる際は周遊券を買うことをおすすめします。チケットの購入は、金沢駅構内の金沢駅観光案内所や市内主要ホテルほかスマホで使えるQRコードチケット(https://norimasshi.city.kanazawa.ishikawa.jp/)もあります。

10分ほどバスに乗ると、高級ブランドショップやデパートが立ち並ぶ金沢随一の繁華街「香林坊」に到着。滞在中は何度となくこの地名を聞くことになりました。そしてここから徒歩で10分とかからず行けるのが「長町武家屋敷跡」。加賀藩時代の上流・中流階級藩士の侍屋敷が軒を連ねるエリアです。


事前に金沢市観光公式サイトで「長町武家屋敷跡」について調べたところ、ボランティアガイド「まいどさん」に案内をお願いできることを知りました。私はホームページから予約しましたが、「長町武家屋敷休憩館」に常駐されているので、当日お願いもできるようです。
「まいどさん」から説明を受けながら1時間ほど案内していただきました。雪の重みで庭木の枝が折れないよう縄や針金で補強する「雪吊り」や、土塀を雪や凍結から守るための「こも掛け」など冬の風物詩についても詳しく教えてもらいました。


DATA
長町武家屋敷跡
住所:石川県金沢市長町
HP:https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10195.html
アクセス: JR金沢駅よりバスと徒歩で約20分
江戸時代にどっぷり思いを馳せた後は、徒歩10分ちょっとで行ける金沢市の「金沢21世紀美術館」に向かいます。


到着して驚いたのが敷地というか芝生広場の広さです。「まちに開かれた公園のような美術館」という建築コンセプト通り、広場でくつろいだり、インスタレーションで遊んだり、大人や子どもが思い思いに楽しんでいる様子がすごくよかったです。
そしてこちらで大人気の恒久展示作品が「スイミング・プール」です。

地上部からは展覧会チケットを購入すると見られます(雨天時は閉場)。中に入ることもできると聞き、行ってみました。

「スイミング・プール」への入場は、専用サイトか館内受付発券機で予約可。入場する際、コレクション展(一般450円)か特別展(一般1200円)のチケットが必要です。

ラッパのような作品「フロリアン・クラール」も面白かったです。園内の数カ所に設置されているのですが、ラッパに向かって「お〜い」と声を出すと、どこか(近くとは限らない)のラッパから聞こえるという仕組みです。

ちょっと離れたところにあるラッパに男子高校生が数人集まっていたのですが、その子たちの声らしきものが、私の目の前のラッパから聞こえてきました。なんとも不思議!

SNSで人気という、うさぎの耳を模したイスが壁に並んでいる「ラビットチェア」。若い女の子たちがこぞって写真を撮ってました。
DATA
金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1−2−1
HP:https://www.kanazawa21.jp/
アクセス: JR金沢駅よりバスと徒歩で約20分
芸妓さんを想いながら「ひがし茶屋街」を歩く
金沢には「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」と3つの茶屋街がありますが、最も有名なのは、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「ひがし茶屋街」です。
今回も「まいどさん」を頼ります。


歩いているだけで江戸時代にタイムスリップした気分になれます。目を引くのは、赤色の壁の建物。インドのベンガル地方の紅料を使用していることから、紅殻(べんがら)と呼ばれるようになったとのこと。
また1階部分の細い木の格子「木虫籠(きむすこ)」が建物の特徴。外側が太く、内側が細い、断面が台形の形になっているため、マジックミラーのように外から建物の内部は見えにくく、内部からは外の様子が見えるそうです。



ひがし茶屋にはカフェや伝統工芸品のショップなどがたくさんあるので、ぶらぶら買い物しながらゆっくり過ごすのがよさそうです。特に国内金箔生産量の100%を占めるという金沢箔を扱うショップをいくつも見かけました。金箔が乗ったソフトクリーム食べたかったな。
DATA
ひがし茶屋街
住所:石川県金沢市東山1−7−7
HP:https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10212.html
アクセス: JR金沢駅よりバスと徒歩で約20分
初めての金沢で欲張ってしまいましたが、ハードスケジュールとなっても行きたい場所、それが日本三名園の一つ「兼六園」です。


今回、観光客の姿を最も多く見かけた場所が「兼六園」でした。兼六園のシンボル2本脚の灯籠「徽軫灯籠(ことじとうろう)」と一緒に写真を撮ろうと、手前に架かる橋を右から左に渡る人が絶えませんでした。上記は観光客が写っていない、奇跡の1枚です。

時間に追われて走り回っていたため休憩が必要!と、兼六園の中で見かけたカフェ「兼六亭」に入りました。後から気づいたのですが、兼六園の敷地内には10店舗以上カフェがあるようです。


兼六園内日本最古の噴水を臨むこちらのカフェで「兼六園セット」(1650円)を注文しました。ドリンクは抹茶、加賀棒茶、加賀紅茶から選べ、上生菓子とチョコレート、ことじ灯籠型のクッキーがつきます。急ぎ足で回ったのでゆっくり園内を観賞できなかったのが残念。最早、「行ったことがある!」と言いたいがために行った感さえある。今度来るときはもうちょっと時間を取って見て回ろうと思います。
DATA
兼六園
住所:石川県金沢市兼六町1
HP:https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/
アクセス: JR金沢駅よりバスと徒歩で約20分
金沢駅に戻るときはバス、移動はタクシーもおすすめ
移動はほぼバスで可能なのですが、バスの系統がたくさんあるので、調べるのに時間がかかるかもしれません。金沢駅に戻るときは簡単なのですが、観光スポットから観光スポットまで横移動するのは慣れないと難しいかも。街がコンパクトで流しの数も多いので、タクシーも便利そうでした!





































