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4軒食べて分かった、白河ラーメンが“わざわざ行く価値あり!”な理由【白河市の旅#2:ラーメン編】

つなぐ旅編集部が実際に東日本の市町村を訪れて、「ワクワクする」シーンを体験レポート。今回は福島県白河市の旅の様子をお届けします!

もー私、白河ラーメンの虜です!

 東京ではあまり出合えない「手打ち麺」にすっかりハマってしまいました。実は福島県白河市は、全国的にも知られたラーメン処。美味しい!と評判のお店がたくさんあります。今回は、白河のラーメン店の中でも、行列必至の人気店ばかりに行って食べてきました!(観光編はこちらから

白河ラーメンの発祥「とら食堂」

100軒近くのラーメン店がひしめく白河市は、全国でも屈指の「ラーメン王国」です。白河ラーメンの特徴は、手打ちの中太ちぢれ麺と、鶏ガラ主体の澄み切った醤油スープ。ワンタンメンを提供する店が多いのも特徴です。喜多方ラーメンのような組合はなく、各店が独立して切磋琢磨している白河。今回は白河でも人気の4軒を巡って、食べ比べてみました。

まず1軒目は白河ラーメンの代名詞ともいえる、1969年創業の「とら食堂」です。タクシーでJR新白河駅から約20分、JR白河駅からは約10分と、けっして便利な立地ではないのですが、開店前には多くの車と人が待っていました。

もともと「白河ラーメン」という名称はなく、初代・竹井寅次氏が多くの人に作り方を教えたことで、とら食堂のスタイルが白河ラーメンのベースとして広まったそうです。現在、約20軒の「のれん分け」の店が全国にあるそうですが、白河市ではここ本店のみ。

とら食堂

麺はすべて手打ちのため、1日に作れるのは約200食が限界で、売り切れ次第営業終了となります。整理券は朝8時半から発券されるのですが、土日は30〜40組待っていることもあるそうです。1〜14番が11:00〜、90番〜が14:00〜と、だいたいの待ち時間の目安が店頭に書いてあり、実際4時間待ちのこともあるようですが、市内観光をして戻ってくればいいので、車の人は問題ないのかもしれません。

メニュー
開店前の店内

迷わず一番人気のワンタン麺(1150円)を注文。

ワンタン麺(1150円)

麺がもっちり! スープが澄んでる! よく来るという地元の20代女子が、「ダメージが少ない、優しい味」と表現していたけど、納得。スープは、化学調味料をいっさい使わず、厳選した数種類の銘柄鶏と豚を贅沢に使用。チャーシューは、一度炭火で焼いてから醤油に漬け込むという手間をかけており、その煮汁が秘伝のタレとなっているそう。

ワンタンは具入りで、食べ応えがありました。麺と同じくツルツルもっちりでおいしかった。

手打中華そば(950円)

私は普段ラーメンを完食するのにまあまあ苦労するのですが、おいしくてどんどんいけちゃいました。もしや麺の量が少なめなのかな?と思って聞いたら、1玉約180グラムだそう。それは普通に多い! 加水率を抑え、食べやすい食感に仕上げているんだとか。

現在は3代目が継いでいますが、毎日深夜2時から麺を打ち始め、同時進行で朝4時からスープの仕込みをするのだそうです(思わず絶句……)。麺を2〜3日寝かせることで、もちっとした食感になるんだそうです。このもっちり食感、私の文才ではうまくお伝えできないので、ぜひお店に来て味わってほしい!

DATA

とら食堂
住所:福島県白河市双石滝ノ尻1
HP:https://www.instagram.com/torashokudo/
アクセス:JR白河よりバスと徒歩で約15分

「究極のチャーシューメン」火風鼎

2軒目は、「究極のチャーシューメン」をうたう「火風鼎」。タクシーで新白河駅から約6分、白河駅からは約7分です。

火風鼎の看板
火風鼎の店舗

平日の13:00ごろに到着すると、7人ほど待っていました。こちらは店舗の隣の待機所で待つシステムです。ひっきりなしに人が来ますが、地元の人が多いように感じました。

満席の店内

15分くらいで店内に案内されました。ちなみに店内に入ってからも少し待ちます。

店内はL字のカウンターと、窓際にもカウンターがあり、テーブル席はありません。私は窓際に案内されました。選んだのはもちろん一番人気の手打チャーシューメン(1023円)。

手打チャーシューメン(1023円)

「がつんとくる醤油」と聞いていたのですが、まさにそのとおりでした。しっかりと、がつんと。そして驚いたのは麺です。

ざらざらした麺

中太ちぢれ麺なのですが、ざらざらとした独特の舌触りで、スープがよく絡みます。チャーシューは香ばしく、いろいろな部位が入っているようでした。

ねぎラーメン(770円)。案内してくれた男性のお気に入りメニューだそうです

DATA

火風鼎
住所:福島県白河市鬼越44-16
HP:https://www.instagram.com/kafuutei_raamen/
アクセス:JR新白河よりバスと徒歩で約11分

甘めの醤油と餃子もおいしい「白河中華そば 英」

「白河中華そば 英」

3軒目は、ワンタン麺がおいしそうな「白河中華そば 英(はなぶさ)」。タクシーだと新白河駅から約6分、白河駅からは約3分。白河駅からは歩いても行けます(約14分)。

こちらは土曜日のお昼ぐらいでしたが、4組目で、それほど待たずに入れました。駐車場の車は、品川・横浜・千葉を含む、ほぼ他県ナンバーでした。

「白河中華そば 英」の券売機

一番人気の「醤油ワンタン麺(1050円)」を選びました。

醤油ワンタン麺(1050円)

おおお、これまた違う! 醤油が甘めで脂が多めの印象です。かなり好み。チャーシューはやわらかく、スッと箸で切れます。脂身が多めのせい?

スープは伊達鶏の丸鶏と鶏ガラを使い、4種類の醤油を使っているそう。脂は鶏の脂のみ。

麺は白河ラーメンの中では若干細め。ワンタンはしっかり具が入っています。

ギョーザ(450円)

そして餃子もおいしかった! 皮が薄くて好み! キャベツとニラを感じました。餃子も自家製。野菜多めで「肉はちょっと」と店主さんは笑ってましたが、このバランスがよいのです!

DATA

白河中華そば 英
住所:福島県白河市2-6
HP:https://www.instagram.com/ramen_hanabusa/
アクセス:JR白河より徒歩で約14分

白河で朝ラーの元祖「かこい食堂」

朝7時からラーメンを食べるなら「かこい食堂」。火・水・土・日の朝7〜9時に営業をしています。でも8時半にはたいてい売り切れるそうです。ということで8時に行きました。

タクシーで新白河駅から約10分、白河駅からは約3分。白河駅から徒歩約10分です。到着すると駐車場に停まっている車は10台くらい。福島ナンバーが半分、品川ナンバー含む他県が半分といったところです。車のナンバーを書いて車の中で待つシステムです。順番がくるとお店の人が呼びにきてくれます。幼児連れの家族もいました。

かこい食堂
ワンタン麺(1110円)

一番人気は「ワンタン麺」(1110円)。ネットの書き込みなどを見ると、ワンタンをさらにトッピングする人もいるようです。

麺は細めの中太麺で、スープは生姜が効いています。うまい! 鶏と豚をブレンドしたスープに、2種類の醤油を合わせているそうです。そしてビックリしたのがワンタン。具なしで、麺と一体化しています。これはいい。追加トッピングすればよかったかも。

茹で時間は3秒という、麺と一体化したワンタン

そしてメニューに「とうふめし」(350円)というものがあり、気になって注文。豆腐を崩しながら食べるそうです。

とうふめし(350円)

これもまたおいしかった! ラーメンのスープがしっかり染み込んでいます。朝から食べすぎました。

かこい食堂が「朝ラー」を始めたのは6年ほど前。白河市には工場が多いので、夜勤明けワーカーの需要に応える形だったそうです。

朝営業は平日なら30〜40人、土日には昼営業に匹敵する70人ほどが訪れるそうです。

店舗の隣には「無人販売所」もあり、かこい監修の麺や「しみしみとうふ」、味玉、ラー油などが売っています。麺を買って帰り、おすすめのざるラーメンで食べたのですが、感動のおいしさだったので、次回もマストバイです。

DATA

かこい食堂
住所:福島県白河市田町130-1
HP:https://www.instagram.com/cafemonday_/
アクセス:JR白河よりバスと徒歩で約10分

ラーメンだけじゃない、「夜カフェ」という白河の夜の選択肢

白河市には夜営業しているカフェが何軒かあります。ラーメンを食べたら甘いもの食べたくなりますよね。ということで行ってみました、夜カフェ。

タクシーで白河駅から約3分、新白河駅から約11分のところにある「CAFE Monday」。バッティングセンターの隣で、子連れも多そうでした(店内には絵本が置いてあるキッズスペースもあり)。温かみのある暖色灯が必要な場所だけを照らすタスク照明を使った、落ち着いたアメリカンダイナー風の店内。とにかくおしゃれです。

「CAFE Monday」

甘いものだけではなく、ハンバーガーもおいしそう。プルドポークバーガーも気になったけど、素直に一番人気というアボカドチーズバーガーにしました。ハニーマスタードチキンライスやパクチーポークライスなどライス系メニューも充実。

アボカドチーズバーガーセット(1550円)

実はそれほど期待していなかったのですが(ごめんなさい!)、アボカドチーズバーガーめちゃくちゃおいしい! 東京だったら倍の値段しても不思議じゃない。

バナナチョコパンケーキ(920円)

パンケーキで一番人気はバナナチョコだそうです。パンケーキは、プレーン、ホイップ、アイスクリーム、グリルドがありました。パティ、目玉焼き、マッシュルーム、ピクルスがのったグリルドも食べたかった……。

DATA

CAFE monday
住所:福島県白河市明戸168
HP:https://www.instagram.com/cafemonday_/
アクセス:JR白河よりバスと徒歩で約11分

こし餡を求肥で包んだ「うば玉」

地元の方に愛される店を回った白河の旅、お土産も地元の方に激推しされた和菓子にしました。こし餡を求肥(ぎゅうひ)で包んだ「うば玉」です。創業文久3年(1863年)という「菓子舗玉家」に買いに行きました。白河駅から徒歩約10分です。

「菓子舗玉家」の歴史を感じる外観
「うば玉」と季節限定の「うぐいす」

11月頃から4月頃までの季節商品、自家製のこしあんに少し小豆粒を加えて、青ばたきな粉をまぶした「うぐいす」も売っていました。それぞれ220円ですが、箱に1つずつ入った2個セット480円を購入。

右がうぐいす

これがまた上品なお味で、ただただ感動しました。10個入りを買うべきでした。

DATA

菓子舗玉家
住所:福島県白河市本町46
HP:https://tamaya-kasiho.raku-uru.jp/
アクセス:JR白河より徒歩で約9分

白河ラーメン4軒行ってわかったこと

初めての白河ラーメン、なんといっても「手打ち中太ちぢれ麺」がおいしかったー。醤油ベースのスープはスッキリだったり甘めだったり、お店によって違いがあって驚きでした。東京で似たラーメンを探しましたが、手打ちちぢれ麺のお店自体がなかなか見つかりません。白河の店主さんたちが未明から麺を打っていると言っていたあの麺がまた食べたい──。東京に帰ってきてすぐにも、そんなことを思ってしまう今回の旅でした。なお、「とら食堂」のお弟子さんのお店が首都圏に6軒あるようなので、そちらにも今度うかがってみようと思います!

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