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この旅に、絶対●●は持って行かないで! 鹿の湯源泉と那須グルメの旅【那須町の旅#2:グルメ・温泉編】

那須のグルメは本気度が高くて最高です。そして那須「鹿の湯」温泉も本気で強い。宿のお部屋に置いておいた私のお気に入りの●●が、なんと一晩で……!!! みなさんは、那須への旅に絶対●●を持って行かないことをおすすめします(笑)。(●●の正体は読み進めていただければ分かります)

大宮から東北新幹線で45分弱というアクセスのよさに加え、食の充実ぶりも大きな魅力の那須町。地産地消にこだわったご当地グルメ、那須を代表するスイーツ、そして1390年の歴史を持つ名湯「鹿の湯」──。体の中からキレイになっちゃう、車なしでも回れる1泊2日の旅。

つなぐ旅編集部が実際に東日本の市町村を訪れて、「ワクワクする」シーンを体験レポート。今回は栃木県那須町のグルメと温泉をお届けします! (観光編はこちらから)

午前11時の争奪戦! 1日15食限定の「なすべん」と那須和牛ステーキ丼

道の駅にある「なすとらん」

まず向かったのは「道の駅 那須高原友愛の森」。JR那須塩原駅からバスで約30分。「友愛の森」というバス停で降りるので迷いません。ここの売りは、敷地内の農村レストラン「なすとらん」です。開店11:00前には長い列ができていました。平日なのに。那須民、みんな食に本気すぎる。

なすとらんのメニュー
広くて明るいなすとらん店内

ここで食べたかったのが、「那須の内弁当(愛称:なすべん)」(2000円)。那須産の食材が詰め込まれた地産地消のランチプレートです。「九尾の狐伝説」にちなみ、那須町内4店舗でそれぞれ9種類の那須の食材を使った9品を9つの器に盛り付けるという町を挙げての企画。

「那須の内弁当(愛称:なすべん)」(2000円)
なすべんの内容

このレストランはセルフサービスなので、出来上がるとカウンターに取りに行きます。渡されるとき「重いですよ」と言われたのですが、本当にめちゃめちゃ重くてビックリ。いやこれ屈強な男性じゃないと無理でしょうって思ったら、わざわざワゴンで運んでいる人たちもいました。

なすべんで使われていた那須の食材は、お米、ニラ、ねぎ、那須和牛、茄子、高原野菜、季節の果物、牛乳など。野菜がたくさん摂れて、カラダが喜んでいるように感じます。ちなみに、なすべんは115食限定で予約も可。作るのにとっても手間がかかるそうです。なすとらんのほか、ホテルエピナール那須、那須どうぶつ王国、囲炉裏料理 与一でも食べられて、2027年2月末までお得なスタンプラリーも実施中。

そしてもう一品。こちらも人気という「那須和牛ステーキ丼」(2600円)も頼んでしまいました。那須和牛とは、大田原市・那須塩原市・那須町のJAなすの管内で指定農家が育てた特選和牛で、約20カ月かけて肥育した黒毛和牛。その那須和牛を使ったステーキ丼とあらば食べるしかない。すごく柔らかくて旨味がジュワーでした。お腹は苦しいけれど後悔はゼロです。

「那須和牛ステーキ丼」(2600円)

ランチ後は施設内を散策。直売所では地元の新鮮野菜やお土産品がずらり。地元の方におすすめを聞いたところ、「御用邸の月」と「那須トラピスト修道院のガレット」とのことで、お土産に購入。

「御用邸の月」4個入り650円
2つにカットしたところ

「御用邸の月」は見た目もお味も仙台の銘菓にそっくりでした。こちらのほうがクリームの量が多くて濃厚な気がします。ふんわりしたカステラ生地とカスタードクリームの組み合わせっておいしいですよね。お土産の鉄板です。

那須トラピスト修道院の「ガレット」2個4袋入り450円
ガレットは2個が1袋に入っています

なぜ修道女はクッキーを焼くのかという疑問を抱きつつ厚めのクッキー「ガレット」をかじりました。見た目はワッフルですが、サクサクのしっかりしたクッキー。子どもの頃食べたような、懐かしくて素朴な味でした。

「友愛の森」には、「殺生石」や「温泉」「那須ロゴ」などのシールが出てくるガチャガチャもあります(1200円でシール3枚)。回したら、なんとキラキラのレアシールが出ました! 運、持ってるかも!

ガチャガチャでレアシールをゲット!

DATA

道の駅 那須高原友愛の森(なすとらん)
住所:栃木県那須郡那須町高久乙593-8
HP:https://www.yuainomori.com/
アクセス:那須塩原からバスで約30分

那須を代表するチーズスイーツ店で、どれか1個に絞れずめっちゃハシゴした

那須の有名スイーツの筆頭といえば「チーズガーデン那須本店」の「御用邸チーズケーキ」です。チーズガーデンへは友愛の森からバスで2駅、約5分です。

チーズガーデン那須本店

「チーズガーデン那須本店」は那須街道沿いの広大な敷地に建つショップ兼カフェで、看板商品「御用邸チーズケーキ」が有名です。名前の由来は、近くに那須御用邸があることにちなんだそうです。

東京ソラマチ店をはじめ都内にも何店舗かありますが、やはり本店は別格です。ショップにはチーズケーキだけでなく、日本・世界のチーズやワイン、ソーセージなどグロッサリーも充実。チーズ好きにはたまらない空間です。

ショップエリア

炙り立てが最高、「御用邸チーズケーキブリュレ」

那須本店ならではのメニューが、炙り立て「御用邸チーズケーキブリュレ」です。小ぶりな御用邸チーズケーキの上にクリームとグラニュー糖をのせ、バーナーで炙って提供されます。土・日・祝日のみの限定で、焼き上がり時間は11:0013:0015:00とのこと。各回数量限定なのでぜひタイミングを合わせて行きたいです。

炙り立て「御用邸チーズケーキブリュレ」を作っているところ
炙り立て「御用邸チーズケーキブリュレ」450円と「那須のカフェラテ」600円

パリッとしたカラメルの膜を割ると、しっとりと濃厚なチーズケーキが登場。数種類のチーズをオリジナルレシピでブレンドしたベイクドタイプで、しっとり感と香りが際立ちます。濃厚でおいしい!

今しか食べられない「季節の御用邸パフェ」

季節限定のパフェも見逃せません。約2カ月ごとにフレーバーが変わる「季節の御用邸パフェ」。取材時はパイナップルパフェ(900円)が提供されていて、パイナップル、マンゴー、チーズケーキソフト、御用邸パイナップルチーズケーキ、杏仁豆腐、パイナップルジュレで構成されていました。チーズが大好きなので、チーズケーキソフト好き。次のシーズンはレモンに切り替わるとのことで、「今だけ」の味を狙って訪れるのもチーズガーデンの楽しみ方です。

「季節の御用邸パフェ パイナップル」900円

チーズケーキの食べ比べに悶絶

5種類のチーズケーキの食べ比べができる「5種のチーズケーキアソート」(1880円)の誘惑には勝てませんでした。ベイクドタイプの御用邸チーズケーキ、レアチーズケーキのNASU WHITE(いちごジャムとクッキー土台が絶品)、3層仕立ての「しらさぎ」……それぞれに個性があり、どれも魅力的でしたが、個人的にはNASU WHITEが好きかな。5種類を少しずつ食べ比べたい方にぴったり。

「5種のチーズケーキアソート」(1880円)

ここでしか買えない「那須キャラメルチーズサンド」

帰り際に忘れず買いたいのが、那須本店限定の「那須キャラメルチーズサンド」(1980円)。たっぷりのバターとエダムチーズを使ったリッチなクッキーに、那須産牛乳で仕上げたキャラメルとローストくるみをサンドしたもの。缶もかわいくて、お土産にあげたら喜ばれること必至です。

那須本店限定の「那須キャラメルチーズサンド」(1980円)

開封すると芳醇なチーズの香りがぶわーっと広がりました。ホロホロと崩れる食感で、香ばしいくるみとほろ苦いキャラメル味。個包装じゃないのがちょっと残念。

那須本店限定「那須キャラメルチーズサンド」(1980円)

DATA

チーズガーデン那須本店
住所:栃木県那須郡那須町高久甲喰木原2888
HP:https://cheesegarden.jp/pages/honten
アクセス:JR那須塩原駅からバスで約30分

1390年前から那須で湧き続ける温泉「鹿の湯」

那須の温泉を語るうえで外せないのが、温泉浴場「鹿の湯」です。その歴史は約1390年前の西暦638年、郡司・狩野三郎行広が射損じた白鹿を追ったところ、その鹿が温泉で傷を癒していた──そんな伝説があるそうです。

日帰り温泉「鹿の湯」

現在の「鹿の湯」は日帰り温泉として運営されています。泉質は強酸性の硫黄泉で、白濁した湯が特徴。入浴料は大人500円で、シャンプーやボディシャンプーの使用は禁止されています。414243444648度(女湯は48度を除く)の6種類の浴槽から好きな温度を選んで入浴し「3分入ったら一旦出て15分休憩」が推奨されています。

運営会社の那須温泉株式会社執行取締役の篠原大祐さん曰く

「お湯が柔らかいから、慣れた方は45度でも全然熱く感じないんですよ。でも水道水を40度に沸かしたら、もう熱くて入れない」

 「へー」「ほぅ」と、お話を伺いながら何度も相槌。篠原さんは民宿をやっていた頃、包丁で手を切ると傷口を鹿の湯に浸けて治していたんですって。

男湯

建物は昭和16年に建て替えられたもので、素朴で味がある木造の佇まい。湯治体験半日券(土日祭日1500円、平日1200円)を買えば先着順で利用できる休憩室が3部屋あり(定員は2人、4人、8人など)、友人とここでゴロゴロしたら楽しそう。

先着順で利用できる休憩室

ちなみにこちらは映画『ゴールデンカムイ』のロケ地としても使われたそうです。

DATA

那須温泉 鹿の湯
住所:栃木県那須郡那須町湯本181
HP:https://www.shikanoyu.jp
アクセス:JR那須塩原駅からバスと徒歩で約50分

鹿の湯源泉かけ流しの宿「旅館山快」で事件勃発! 宿泊時にはご注意!?

実は鹿の湯の源泉を引いている旅館は周囲に10軒あります。今回はその中のひとつ「旅館山快」に宿泊することにしました。旅館ならシャンプーやボディソープも使えます。「旅館山快」は家族経営のこじんまりした旅館で、一昨年に浴室と客室の一部を改装したばかりだそうです。

「旅館山快」の外観

この宿の最大の売りは、鹿の湯と同じ源泉を引いた白濁のかけ流し温泉です。なんと24時間入れます。旅館山快の代表取締役、阿久津千陽さんによると「お湯が柔らかく入浴時には少しヌルッっとしますが、上がってしばらくするとスベスベに変わるのが鹿の湯の特徴です」とのこと。楽しみ!

「千慈の湯」
「若鹿の湯」
貸切風呂

大浴場は大きな浴槽が1つある「千慈の湯」と浴槽が2つある「若鹿の湯」の2種類で、21時に男女が入れ替わります。大きい浴槽は約40〜41℃、2つの浴槽のうち1つを約43℃にしているとのこと。さらに予約不要で利用できる貸切風呂が2つあります。

宿泊した部屋

1泊2食付きで1万4150円〜はお値打ちだと思います。しかもいまどきあまりお目にかかれない部屋食です。これには感動! なお、予約は基本2名以上ですが、空きがあれば1人の利用も受け付けてくれます。

じゃーん
肉、野菜、海鮮とバランスの取れた夕食

お肉は地元の「ステーキハウス寿楽」のお肉とのこと。地元の方においしい那須和牛を食べられるレストランを聞いたら真っ先に挙がった名前だったので、うれしくなりました。でも私は一番安いプランを利用したため、寿楽のお肉ではあるのですが、那須和牛ではなかったそうです。チャンチャン。

舞茸の炊き込みご飯と卵焼きがおいしかった朝食

傷に効くと聞いたので、ささくれを意識してお湯に浸けるようにしたところ、心なしかマシになった気がします(本当)。ただ、人間には効果のある泉質ですが、電化製品や金属には注意が必要のようです。こちらの旅館、エレベーターがないのは、故障するおそれがあるからだとか(びっくり)。テレビも2年くらいしかもたないんですって。そして部屋に置いておいたシルバーアクセサリーが一晩で変色していました! お風呂場に持っていったわけでもないのに。鹿の湯の威力を実感しました。ご利用の際はシルバーアクセサリーにはご注意を!

部屋に置いておいただけで変色してしまったシルバーの指輪とネックレス

DATA

旅館山快
住所:栃木県那須郡那須町湯本22
HP:https://nigoriyu-sankai.com/
アクセス:JR那須塩原からバスで約45分

新鮮な野菜と良質な肉、おいしい乳製品で栄養を摂取した後は温泉で肌もピカピカに。これ以上望むものはない1泊2日の那須旅行でした。

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